遙かな過去から現在に至るまでのワタクシメの恥ずかしいかもしれない産物を(ある程度)赤裸々に公開してしまおう!と。
「私は作家だ!」R-2
 「私は作家だ!」R-1の続きです。

 いや、続きだけど、続きじゃない?

 いや、やっぱ続きです。



 これを最初に見られた方は、ぜひR-1の方から先に読んで下さい。

 このR-2に含まれているあとがきについてのこともR-1の最初に書いてありますので。
 (画面左のメニューの「最近の記事」の中にあります。ボックスをクリックすると開きます)


 何度も書いてますが、これもまた遙か過去の作品([原文]そのまま)ですので、読まれる方はそれをふまえて読んで頂ければ幸いです。




[原文]



「私は作家だ!」<レポート2>


   作家:おお、おお、どんより曇ってきよったわ。ホーホッホッホ。
レポーター:あ、あの、先生、どうかされたんですか。いつもとご様子が違うように思うんですけども。
   作家:なあーにを言うとる。わしはわしじゃ。何も変っとりゃせんじゃろが。
レポーター:え、ええ。で、でも先生。先生はいつも洋服でしたよね。でも今日は着物に下駄を履かれて‥‥。
   作家:なあーに言っとるんじゃ。わしはわしじゃ。
レポーター:はあ、そうですね。確かにお顔は先生ですものね。
   作家:さっさと質問せんかい。わしゃ忙しいんじゃい。
レポーター:え、と言うことは、とうとうまた作品を書き始めになったんですね。
   作家:いや、まだだ。
レポーター:でも今忙しいと‥‥。
   作家:やかましいわい!さっさと質問を始めんかい!!
レポーター:はい。では質問です。先生の好きな食べ物は何でしょうか。
   作家:わしゃ米の飯が一番好きじゃ。朝も昼も晩も米の飯じゃ。
レポーター:パンはお食べにならないんですか。
   作家:食わん!あんな物は食い物ではない。あれは動物の餌じゃ。
レポーター:はあ。と言うことは、お食べになったことはないんですか。
   作家:いや、一度だけ食った覚えがある。
レポーター:それはいつ頃の事でしょうか。
   作家:ガキの頃だ。
レポーター:どうでしたか、おいしかったですか。
   作家:あんな物うまいわけなかろう。一口食って捨てた。
レポーター:まあ、なんてもったいない事を。
   作家:うるさい!次の質問は!!
レポーター:え、えっと。先生は死についてどのようにお考えですか。
   作家:「無」じゃ。「死」すなわち「無」ということじゃ。
レポーター:そうですか。でもある人達は「死は次の人生の始まりだ」と信じているようですが、その事についてはどう思われますか。
   作家:うむ。そいつらは地獄にでも行くのじゃろうて。ハハハ。
レポーター:はあ。では次の質問に移らせていただきます。先生はどうして今の職業を選ばれたのですか。
   作家:ばかものがぁ!作家は職業ではなあーい!!わしの人生じゃ。
レポーター:はあ、そうですか。ではなぜその作家になられたのですか。
   作家:そんな事はわしが生まれる前から決っとった事じゃ。
レポーター:え!?生まれる前から決ってたんですか。それはまたどうして。
   作家:覚えとらん。そういうことを覚えとったらいかんのじゃ。だから覚えとらん。
レポーター:はあ、よくわかりませんが。もう少しわかりやすく説明してもらえませんか。
   作家:皆生まれる前に、どんなことをして、いつ死ぬか決まっとるんじゃ。それはどうしようもない事なんじゃ。全て決まっとるんじゃ。ただそれだけじゃ。
レポーター:はあ、まだ今一つわからないんですが(ここでレポーターは膝の上においてある紙を見ながら上目使いに先生をちらりと見て)とりあえず次の質問へ行かせてもらいます。先生は御自分で御自分の事をどう思われていますか。
   作家:何じゃ、その質問は。
レポーター:ですから、先生は御自分の事が嫌いですか、好きですか。
   作家:わしゃぁ‥‥ウホンッ(ちょっと顔を赤らめて)‥‥知るかそんなこと。
レポーター:はあ、では(またもやレポーターは先生のほうをちらりと見て)次の質問です。先生は料理がお得意だとこの間うかがいましたが、どのような料理がお得意なんでしょうか。
   作家:わしが料理(?)とな。わしがか。う~む。(しばらく考えこんで)‥‥忘れた。
レポーター:え、でもこの間‥‥。
   作家:知らん!忘れたもんは忘れたんじゃ。次じゃ次!
レポーター:はあ、でも先生。先生はこの間料理をされると言われましたよねぇ。
   作家:(腕組みをしたまましばらく考えこんで)言った!ような気がする。
レポーター:先生!この間言われたじゃないですかぁ。
   作家:いやあ~年を取ると物忘れが多くなって困るなあ。
レポーター:何言ってんですか。先生まだ20代でしょう。
   作家:な、何をいっとるのかね君ィ。わしがどうして20代なんじゃ。どう見たって60代じゃろうが。
レポーター:よく言いますね。そんな付け髭なんかして。
   作家:な、な、何を言っとるか。これは断じて付け髭なんぞではないぞ。
レポーター:うそおっしゃい。私とそんなに年変わらないくせに。
   作家:な、君ちょっとおかしいんじゃないか。60過ぎの老人をつかまえて、君と同じ年で、髭は付け髭だなどと。無礼な。
レポーター:あなたこそ何言ってんですか。この間うかがったときはあなたそんな髭なかったでしょう。
   作家:忘れたなぁ。年を取るとどうも物忘れが‥‥‥。
レポーター:じょおだんじゃないわ!この大ぼけ低能作家が!!
   作家:な、なにおーっ!
レポーター:なにとはなによぉー!
   作家:君こそ何だ!人生の先輩に向かって。
レポーター:何が人生の先輩よ。あなた22でしょう。私知ってるんだから。私26よ私の方があなたより4歳も年上なのよ。その私に何が"人生の先輩″よ。
   作家:いやいやわしが悪かった。今日の所はこれくらいにして下さらんか。老いた身で大声を張り上げてしもうて、ちょっとこたえたわい。な、これで終わりにして下さらんか。残りはまた次の機会にでも。
レポーター:な、何なのよ、あんたって人はーっ!!


         <おしまい>

 <あとがき>
 ずいぶん前に書いた作品です。
 自分が作家になれたらいいなあーと思っていた頃に、「もしレポーターが来たら‥‥」などと想像して書きました。でも、文章中のキャラクターが勝手にしゃべり始めるものだから、実際の私とはずいぶん違った作家になってしまっています。
 現在は鉛筆で原稿を書くことは全くありません。ほとんどはアップルコンピュータ社のパソコン、マッキントッシュ「Duo270c」で書いています。それ以前はボールペンや、万年筆で書いていました。
 鉛筆(シャーペン)を使っていたのは小説を書き始めた最初の頃だけで、長時間文章を書くようになってどうしても鉛筆ではすぐに腕が疲れるので、すぐに山ほどいろいろな種類のボールペンを買いに行きました。何本も試してみましたが、最後に残ったのはたった1本しかありませんでした。
 その頃からこのパソコンを導入するまでの間、その最後に残った1本のボールペン一種類しか使いませんでした。それは何を隠そう、「PILOTのVコーン直液式」であります。
 今でもボールペンを使うときはほとんど「Vコーン」です。なかなかの物ですので皆さんも一度お試しあれ。

                          [それでは皆さんごきげんよう]





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