ただまー言いたいことはなんとなくわかります。
(自分で書いといて何言ってるんだか)
断定的な口調で書かれてはいますが、もしかしたら間違ってるかもしれません。
まーでも、こういう事をちょこっとでも考えるいい機会にしてもらえれば幸いです。
[原文]
「時間とは」③
「時間とは物事が変化することである」と、以前に書いた。
確かに時間とは変化することだ。しかし続きがある。
我々は同じ速度で年を取る。
個人によって多少違いはあっても、一万年生きたり百億年生きたりはしないだろう。
それはなぜか。
我々は大きな一つの流れのなかに生きているからだ。だからこそお互いを認識できると言ってもいい。
もし皆が違う時間に生きていたらどうなるか。
きっと会話することも、相手の姿を見る事さえもできないだろう。
各個人が持っている時間が違うということは、同じ百メートルを普通に歩いても、ある人は見えないくらい早く歩き、ある人は止まっているのかと思うくらいゆっくりと歩くことになるだろうからだ。
それでは誰も生きてゆくことができない。
だからこそ我々は同じ流れの中に生きていると言えるのだ。
すなわち我々は一つの流れの中で同じ速度で変化し、生きているのである。
「流れ」とは時間である。
しかしこれもまたこの流れのみで独立して存在することはできない。
それは水のない川と同じ。
流れとは現象であって、流れのみで存在するものではないのだ。
すなわち時間は時間のみで存在しないということだ。
その水とは我々であり、物質全てであろう。
時間という川の流れを我々は作り出しているのだ。
我々は大きな一つの川なのだ。
その流れこそが時間なのだ。
しかしながらここに疑問がある。
地球上でじっと立っている人と、超高速の乗り物に乗っている人との時間の進み方の違いである。
実は我々も地球という移動物体に乗っているのだが、これは自転と公転を行なっており、その上銀河系の一部として移動もしている。銀河系は外へ行くほど速度が速くなっているらしい。
ということは我々は地球に立っているだけでも移動し続けているという事になるのだ。
とするならば、宇宙のどこかには絶対0速度というのがあるかもしれない。
しかしながら絶対0速度=無時間とはならない。
なぜなら同じ密閉空間の中で生きるものが、違う時間を持つことはないからである。(密閉空間Aの中に密閉空間Bを作って、BがAの中を超高速で移動すれば話は違ってくるが、それとて下記の通り。)
いくら超高速の乗り物に乗っていても、その中で生きるものは皆同じ時間を生きているのである。
さてしかし、どうして時間の進み方が変わってしまうのだろうか。
どうやら密閉空間というのがこの問題を解く鍵になりそうだ。
移動する密閉空間。
AとBの密閉空間の移動速度の差が大きければ大きいほど、時間の差も大きくなる。
であれば次のような装置で実験した場合、密閉空間の中の実験対象は外の実験対象よりも時間が遅く進むのだろうか。
実験装置1:半径の巨大な円柱の中に一万分の一秒以上を正確に計れる時計を置き、もう一つ円柱の外に同じ時計を置く。円柱はモーターで超高速定速回転させ、ほぼ密閉状態にする。円柱内も外も同じ温度に保ち、時計の進み具合をみる。
さてこの実験にどんな意味があるのか。
ほぼ密閉状態で超高速定速回転している円柱の中にある時計は、高速で飛ぶ宇宙船と同じ、外に置いてあるのは我々地球と同じ時間を刻むはず。
もし実験結果がそうなった場合、何が原因で時間の進み方が変わったのか。
実験装置2:上の実験装置の円柱を密閉しないで、同じ実験を行う。つまり円柱の外円部にスリットをたくさん開け、回ることで空気が入るようにし、円柱の底の部分に空気の出口を開ける。その事により円柱内は密閉状態ではなくなる。
しかしこの実験も結果は変わらないだろう。
では何が原因で時間の進み方が変わってしまうのか。
移動速度?
いどうそくど
これしか残らない。
移動することによって時間は絶対0時間よりも遅く進むということになる。
絶対0時間=絶対0速度である。
超高速で移動している人物が、絶対0速度にいる人物を覗き込めば、きっとあまりにも早く、せかせかと生活しているように見えることだろう。
なるほど!
つまり
時間×速度=絶対法則
というわけだ。
どういう意味か。
つまり、速く移動している人物は絶対0時間よりゆっくりと生活時間が流れているが、逆に移動していない人は生活時間が速く流れて行く。しかしお互いの生活時間感覚は一緒である。それは速く移動している人も、移動していない人も、生活している中で自分の時間が速く過ぎたり遅く過ぎたりはしないということである。
移動速度の差=生活時間速度の差
ということである。
実験装置3:同じ実験装置の外円部の移動速度を光よりも速くするとその実験装置は人の目にはどう見えるか。内部から外を見たらどう見えるか。
きっとこの装置の外円部は見えないに違いない。そして回転している中心部がぼんやりと見え、回転し始めた実験装置が急に細くなってしまったように見えることだろう。
内部から見た場合、外は何も見えず、真っ暗闇になっていることだろう。
しかしながらこの速度に耐えられるような実験装置は実際には私には作れない。
結論:時間速度×移動速度=1
限りなく絶対0速度に近い世界で生活しているものは宇宙で一番生活時間の流れが速く、宇宙で一番速い速度で移動しているものは限りなく絶対0時間に近い世界で生活していることになる。
[原文]