遙かな過去から現在に至るまでのワタクシメの恥ずかしいかもしれない産物を(ある程度)赤裸々に公開してしまおう!と。
「夢」02
 「夢」01の続きです。

 まー、まだまだ長いですが、小出しにしていこうと思います。

 だって、長いのって読む気が失せるでしょ?




 ってことで、また短めでUP!っと。




[原文]



「夢」



 しばらくして、そんな事があったのもすっかり忘れていた。あれから特に変わった事もなかったし、他にしなければならない事がいくらでもあった。
 そんなある日、また夢を見た。
 私は幼稚園児だった。
 しかし行くのが嫌で、嘘をついて家にいた時の事だ。
 まだお昼には時間があって、幼稚園はもうすでに始まっている時間だった。母は私が嘘をついている事が気に入らないようだったが、それほど幼稚園へ行かせることが重要であると思っていないらしかった。私はそんな母親とテレビを見ながらお絵描きをしていた。まだ何かのキャラクターを描こうという発想がなく、自分で想像したものを次々と安い画用紙にクレヨンを使って描きなぐっていた。
 「ねえ、お母さんお買い物に行くけど‥‥。」
 私はその時かなりお絵描きに夢中になっていたらしく、母に何と答えたか、母が何と言ったか全然覚えていなかった。気が付いた時にはテレビが点けっ放しで、いつの間にか母が居なくなっていた。
 ほんの少し不安を覚えたが、それよりもなぜか腹が立った。その時はなぜだかわからなかった。しかしそんなこともすぐ忘れて、私はまたお絵描きを続けていた。
 お絵描きをしていると頭の中が空白になったように意識が薄れ、なぜかとても気持ち良くなる事に気が付いていた。だから特に何の絵を描くというわけでもなく、画用紙の上にクレヨンを縦横に走らせ続けていた。その事により頭の中心にむずがゆいような感覚が発生し、それ以外何も頭に浮かんでこない状態になっていった。
 手はほとんど勝手に動き、クレヨンの匂いだけがして視界もなくなっていた。
 さらにその感覚は強烈になってゆき、私はテレビが点けっ放しの居間で放心状態となっていた。
 その時、目の前には何か映像のような、ストーリーのようなものが展開されていた。しかしそれは言葉ではとても表現しようがないようなものだったし、はっきりとすべて思い出すこともできないようなものだった決してテレビを見ていたわけじゃなかった。

 確かに私はこの体験を幼少の頃にしていた。いつの間にかすっかり忘れていたが。
 しかし、ただそれだけの夢だった。
 なのになぜかこの夢はいつまでも記憶に残った。





[原文]


つづく


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ジョン・スミス・イノウエ

[ ジョン・スミス・イノウエ ]
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