遙かな過去から現在に至るまでのワタクシメの恥ずかしいかもしれない産物を(ある程度)赤裸々に公開してしまおう!と。
「魔人」06
 ハラヘッタハラヘッタ。

 すんげーハラヘッタ~。

 ハラヘッタッタァ~♪

 タリラリラァ~ン♪




 ナニー!?∑(;゚□゚)yヾ ポロッ



[原文]




 「魔人」

その影のような男はまっすぐ立って、私の方を見ながらそう声を掛けてきた。
 思いっきり関西弁で話しかけられていた。というか、話しかけてるの?!それ?!という感じだった。
 なにしろ私には関西の知り合いもなく、ましてやその男と兄弟でもなければ姉妹でもない。なのに、なぜ「ねぇーちゃん」呼ばわりされるのか全く理解できなかったからだった。
 「あー、すまんすまん。」
 そう、笑いながらその男は私に謝っていた。いや、謝っていたのだろう、たぶん。しかしやはり「はぁ?!」だった。
 「悪いなぁー、ちょっと修正させてもろてん。ごめんなぁー、びっくりさせてもぉーたな、アハハハ。」
 「はぁ?!」
 口にこそ出さなかったが、私の頭の中には「はぁ?!」という言葉しか出てこなかった。
 「う~ん、そか・・・・・アハハハ・・・・・そやな。わかった、わかった。ほな、ごめんやったな、アハハハ。」
 その男はそう言うと、一人何か納得したように(何を納得したのか私にはさっぱり理解できなかったが)私に向かって一昔前のドラマの先生のように指二本を敬礼のように額に当てると、そのまま後じさるように静かに去って・・・・・。
 「え゛っ!!」
 いや、消えていた。
 「き、消えた・・・・。」
 その男が一歩後ろにさがったと思ったら、影の中に吸い込まれるように消えていた。
 「な゛、な゛に・・・・い゛・・・い゛まの・・・・。」
 最後まで口に出して言い切る前に、背筋にゾクゾクっと寒気が走り、私は怖くなって自分のカバンを抱きかかえていた。
 それ以上、また声を出してしまうとさっきの男が影の中からフッと現れるのではないかと怖くなり、私はカバンを抱きかかえたまま小走りにその場を逃げ出していた。
 自分のマンションの前まで小走りでたどり着いていた。
 それでも怖くて、薄暗い夜道の方を絶えずキョロキョロしながらエレベーターのボタンを押し、「誰も乗ってこないでー!」と一人祈りながら、いや、心の中で叫びながらヒザをガクガク震わせながら「閉じる」と書かれたボタンを連打していた。
 エレベーターの扉が完全に閉まり、上昇しだした途端に全身の力が抜けて「はぁ~~~」と内壁にもたれ掛かるようにして、長い溜息が出ていた。
 エレベーターを降りても落ち着かず、何回も何回も後ろを振り返り、自分の家のカギを素早く開けると滑り込むように自室に入り、部屋の電気をすべて点けて回った。
 その夜は怖くて全ての部屋の電気を点けたまま寝ようとしたがなかなか眠れず、気が付いた時は目覚ましのアラームをセットした時間をとっくに過ぎていた。
 「あらやだ!!」
 昨朝と同じ事をしていた。





[原文]

つづく

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