遙かな過去から現在に至るまでのワタクシメの恥ずかしいかもしれない産物を(ある程度)赤裸々に公開してしまおう!と。
「魔人」04
 あー

 こういうことってあったような気もする。

 知らない人に会釈されたり、微笑みかけられたり。

 特になんか変な格好してたわけでも、顔にご飯粒付けたりしてたわけでもなく。




 うん・・・・眠い。

 今日はマジ眠い。

 腹も痛い。

 でも眠い・・・・・。





[原文]




 「魔人」



 「な、なに?!今の・・・・。」
 思わず小声でつぶやいていた。
 「はやくぅー、はやくぅー!」と、心の中で念じていた。ほんの1分、たった1分このバスが駅に着くのが早ければ、私は1本速い電車に乗れる。だからこそ、私は混み合った車内で人を押しのけ、禿げかかったおっさんの革靴の先を踏みつけてでも一番後方の入り口から、無理矢理このバスの出口まで来たのだ。
 しかし、無情にも駅のひとつ手前の停留所で人が待っていた。
 「もぉー!」
 そう言いたかった。その場で地団駄を踏みそうだった。
 が、バスはその停留所を通り過ぎていた。
 本来、このバスは人がバス待ちをしている停留所を通り過ぎるはずはなかった。混み合っていて、人が一人も乗れない状態ならまだしも、バスの後方には充分空きがあった。それなのにこのバスは、その最後の停留所を通り過ぎていた。それだけならまだ運転手の見落としと思えたのだが。
 「はぁ?」
 私は思わずその停留所で一人立っていた人物を振り返って見ていた。
 その人物は微笑んで、私に会釈をするように軽く手を振っていた。まるで知っている人に手を振るように。しかし私はその人物を知らなかった。それだけならまだ、何かの勘違いだろうと思えただろうが・・・・・。
 その人物、私に見覚えはなかった。それどころか、一度見たら絶対に忘れないだろう。
 「な、なに?!今の・・・・。」
 そう小声でつぶやいてしまうほどの人物だった。
 綺麗だった。
 いや、格好良かった?
 どう表現したらいいのかわからないくらい美しい人物だった。
 でも、性別は??
 わからなかった。
 私はポカンと口を開いたまま、バスがその停留所を通過しても2秒以上その人物を目で追いかけていたらしかった。
 その人物は絶対に私の知り合いではなかった。
 あんなにきれいな人が知り合いなら、絶対に!絶対に忘れるはずがなかった。
 が、ハッと気がついて車内へ私の目の焦点が戻った時には、皆の視線は私に注がれていた。慌てて前を向いたが、誰一人としてさっきのバス停の美しい人物を見ている乗客は私以外にはいなかった。
 「誰?さっきの???」
 自問自答してみたが、知っているはずはなかった。






[原文]


つづく

関連記事

この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

☆★ お知らせ(2017年10月)★☆

  • データ倉庫をレンタルサーバに移行し、配布データを直接ダウンロードできるようにしました。(2017年10月)
  • 外部サイトリンクをチェックし、表示できなくなっているサイトリンクを削除しました。
  • Amazonの広告を新しい物に入れ替えました。
  • プロフィールに連絡先を追加しました。
  • なぜ名前の前に付けるようになったのかわからない@をすべて除去しました。

カオナシ貯金箱
ワコム Windows10搭載
液晶ペンタブレット
デジタルイラスト描き方事典
ステッドラー 色鉛筆 海の楽園
辛くならない絵の描き方
マルマン B3 スケッチブック
デジタルイラストの「身体」描き方事典
背景作画 ゼロから学ぶプロの技
驚くほどうまくなる!!マンガ背景技法
あかしや 筆ペン 水彩毛筆
建物&街角スケッチパース
「ファンタジー背景」 描き方教室
千と千尋の神隠し
のんびりお風呂小鉢
ClubT
最新記事
検索フォーム

カテゴリ
全記事表示リンク
リンク
新 メタセコイアからはじめよう!
メタセコイア4 クイック リファレンス
3DCGをはじめよう POV‐Ray入門
ART MONITOR ATH-A900Z
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: