遙かな過去から現在に至るまでのワタクシメの恥ずかしいかもしれない産物を(ある程度)赤裸々に公開してしまおう!と。
「いやっ!やめて」
 「いやっ!やめて」

 留美はかわいらしい顔をしかめ、泣いて頼んだ。
 しかし男はそれを見てさらに興奮し、なおも留美を攻めるのだった。

 「いやっ!いやよ、おねがい、やめて」

 留美は抵抗するが、男のほうが圧倒的に強かった。
 しかし留美はあきらめなかった。
 ここであきらめてしまえば、後は男のなすがままになってしまうのは明らかだったからだ。
 留美は抵抗し続けた。
 しかし男はまだ力を出し切っていない様子で、留美の弱々しい抵抗に顔をしかめるどころか不気味な笑みさえ浮かべていた。

 男は、じわりじわりと留美を捕えたまま攻めた。
 留美はそれを敏感に感じ、男に敵わないことがわかってもまだ抵抗を続けていた。
 男が攻めるたびに留美は荒い息を吐き、目には涙さえ浮かべ始めていた。

 「おねがい、おねがい」

 留美はなおも抵抗しようと試みるが、まったく男の手中から逃れることはできなかった。
 男も少し荒い息を吐いていた。
 うっすらとだが汗もかいてきていた。
 しかし男はまだまだその手をゆるめる様子はなかった。

 留美はもうすでに汗びっしょり、息もかなり荒くなっていた。
 もう抵抗する力もない様子で、男に攻められるままになっていた。

 二人ともいつの間にか声を押し殺すようにして、荒い息使いと男のさす音だけを和室の八畳間に大きく響かせているのだった。

 留美はもうあきらめていた。

 この男にはかなわない。

 ただ攻められ続けた。

 男は手をゆるめず留美を突いた。

 突き続けた。

 留美はもうすぐだった。

 男ももうすぐだとわかっていた。

 突いた。

 突かれた。

 ああ!

 あ~っ!

 「投了です。」

 終わった。

 「あ~あ、負けちゃった。はい、二千円。でもこの部屋は暑いわねぇ。扇風機ぐらい部費で買えないのかしらねえ、まったく。こんなに暑いのに賭け将棋なんか真剣にやってらんないわよ。」

 留美はそう言うと、正座をくずしてスカートをパタパタさせた。


<おしまい>


※この物語はフィクションです。賭け将棋は違法です。
  良い子は真似しないで下さいd(^-^)ネ!

「マクロとミクロ」
 まず人から始めよう。
 すぐに理解できるだろうから。

 人の体には大腸菌がいる。
 大腸菌は消化を助ける。
 私たちはしかし大腸菌を気にかけない。
 気にしたとしても、大腸菌1っが死のうが生まれようがそこまで普段気にしない。
 そして、人の体には血液が流れている。
 血液の成分は、もちろん多くのもので構成されているが、私たちはそれらの1っや2っが死のうが生まれようがあまり気にしない。
 人の体には毛が生えている。
 頭髪だけではなく、体毛すべてのことだ。
 それらの一本が抜け落ちたとしても、ほとんどの人は気にしないだろう。
 爪が伸びる。
 ほとんどの人は、切るなり削るなりするだろう。
 それが当然と考えるだろう。
 細胞が死んでゆく。
 人間にとっては当り前のことだ。
 悲しいとも思わない。
 垢となり体表面に浮き上がってくる。
 さっさと捨ててきれいにしたいと思うだろう。
 体全体を構成する細胞の何分の一かは、確実に新しいものに入れ替わっている。
 古くなったものは落とされ、新しいものが用を足す。
 それが当然であるのだろう。
 ならば地球はどうだろう。
 新しい生物が生まれ、次々と増え、そして死に、また生まれ、増える。
 種類により形が違ったり大きさが違ったりするが、地球にとっては人間にとっての血液や大腸菌であろう。
 人間の体温は上下する。
 地球の温度も上下する。
 人間の病原菌に対する抗体は種類が変わり、死にはする、がまた増える。
 地球の生物たちも種類が変わり、死にはする、がまた増える。
 そして人間も、いつしか何らかの形で死を迎える。
 平均より早い人もいるし遅い人もいる。
 地球もいつかは滅びる。
 同じことだ。

 何を気に病むことがあろう。
 大腸菌は人を死から救うことはできない。
 人が死ぬ時、大腸菌がいくら努力しても人を助けることはできない。
 地球はどうか。
 しかし我々は大腸菌ではない。
 我々は地球を助けられるだろうか。
 地球を助けなければいけないのだろうか。

 人は何のために存在するのだろうか。
 私は何のために個として存在するのだろうか。
 すべてであってもいいと思うのだが。
 全てがただ単に全てであってもいいと思うのだが。
 なぜ個が存在し、私はなぜ個としてここにいるのだろう。
 個がいれば、それに対する他が存在してしまう。
 個が一つしかなければそれは全てであるが、個が個として存在していればそれはもう他があるということだ。
 それは個の数だけ視点があり、個はそれぞれ違う場所から他を見るということになる。
 その状態が我々であり、世界であると思う。
 なぜそうなったのか。
 なぜ全てが全てとして単純にとどまっておかなかったのか。

 遊びのつもりだろうか。
 ちょっとやってみたくなったのか。

 また静かになるだろうか。

 私はその方がいい。


「魔人」リスト
 カテゴリーなど、基本的に「新しい順」で表示される設定にしています。
 全て同じ順序でしか表示できないので、シリーズ物は逆順になってしまいます。
 ので、こうしてリストページを作っておきます。

45pointBrushTestS.jpg
「魔人」15

 「それは、断片的にしか認識できないんですよ。人にとっては単なる記憶の一部にしかならないですからね。」

 「時間を逆行したり、繰り返したり。そんな記憶を人間が保てると思いますか?」

 「人間っていうのは時間軸に沿って記憶を構築しているものなんですよ。」

 「例えば思い出ってのは、あなたの過去の記憶ですよね。」

 「でも、時間を逆行して、繰り返して、何度も修正の入った事実を同時に時間軸に沿わせることなんて出来ると思いますか?」

 「人は時間軸に沿っっていない記憶ってのは、思い違いとか、夢かな、ってことで片づけてしまうものなんですよ。あるいは、どこかで読んだ本とか、映画の内容だったかな、なんてごまかしを入れるようにできてるんですよ。」

 「テレビ局が、撮ってきた映像を編集しますよね。あるいは、映画用に撮影されたフィルムの編集。それに似ているかもしれませんね。」

 「編集次第では物語のメインを前に持ってきたり、一番最後に持ってきたり。」

 「でも、正確に言うと全然違うものなんですよ。」

 ククク。

 また、表情のない、ただノドの奥から響いてくるだけの笑い声・・・・。

 「夢のある現実なんて、どこにあるんでしょうね。ククク。」






 格言:「本当の悪夢は、現実の中にこそありき」




「魔人」14


 その日は駅の公衆電話から会社へ連絡し、そのままタクシー乗り場へ行き、直行で家路についていた。
 玄関を開けるとすぐに破れたスカートを脱いで、そのままゴミ箱へ捨てた。
 袖口に血がにじんで、肘や肩口が破れているブラウスも同じように。
 シャワーを浴びたかったが傷口がしみるのはわかっていたから下着だけの格好で薬箱を開け、家にある一番大きな絆創膏を取り出しては見たが、やはりヒジの傷に貼るには小さすぎた。
 ガーゼをハサミで切って、液体の傷薬を充分に染みこませた後、薬箱に入っていた白いテープで何重にも傷口の上から貼り付けた。
 きれいには貼れなかったが、今はもうどうでもよかった。
 下着のままベッドに寝転がり、痛むヒジがベッドにつかないように横を向いて布団をかぶった。
 思い出して、勢いよく布団をめくると、洋服かけの横に置いてある鏡の前に立った。
 体中に10センチくらいの、細長く青黒いアザが無数にあった。
 特に背中や、お尻に多かった。
 もう見たくはなかったが、自動的に両手は動き、左の肩ひもを外しブラをめくっていた。

 「!」

 やはりその痕は、くっきりとあった。
 カサブタになっていた。ブラの内側にも少し血がにじんでいた。

 「あれは夢じゃなかったの!?現実だったの!?」

 鏡の前で左のオッパイだけ出し、それを両手でつかんだまま私はその場に凍り付つくしかなかった。



「魔人」13

 「ククク。さあ、どうされますか?ククク。」

 本当に楽しんでいるようだった。
 私は耳鳴りがひどくて他の声は全く聞こえないと言うのに、そいつのイヤな笑い声だけははっきりと聞こえていた。
 頭の中に直接響いて来るものだから、耳をふさいでも全く意味がないのはわかっていた。

 美しい人はその細長く白い左手の指先に携えた日本刀を、ゆっくりとだが右手で抜こうとしているようだった。

 「ほほぉ、まだ何か隠し球でもありますか。ククク。」

 しかしそいつはそれを待っているほどお人好しではなかった。
 それは私が一番よく知っている。

 ふぅっー!

 そいつが口を尖らせて何かを吹き出した。
 その途端、美しい人のそのうつくしい頬に、ベッタリとそいつの唾液がこびりついていた。

 あ!

 しかし私は何とも思わなくなっている自分に気がついていた。

 あれ?

 さっきまであれほどその美しい人にメロメロになっていたのに、今はそいつが唾を吐きかけても何とも思わなくなっていた。
 ただ冷静に事の成り行きを見守っていた。

 ただ、そいつがいつまでも私にまで指先から出ている銀色の光を当て続けているものだから、だんだん頭が割れるように痛くなってきていた。
 美しい人は顔にかけられたのがそいつの唾液とわかっているのか、さらに眉をしかめ、顔を背けるような仕草をしていた。
 その途端、そいつは私に当てていた指先からの銀色の光を外すやいなや、その光までその美しい人に、今度は直接当てていた。
 いや、その光は日本刀に当たっていた。

 「それ、私に下さい。」

 そいつがそう言った。
 言ったのが先だったのか。
 日本刀は消えていた。
 と同時に、さっきまで私に当てていた左手からの銀色の光だけでなく、最初からその美しい人に当てていた右手からの光までもが消えていた。
 その途端、バタバタバタと駆け出す音が聞こえたかと思うと、道行く人に何度も何度もぶつかりながら走り去ってゆく背中があった。

 へ?

 私は一瞬、そいつの手の方に気を取られていた。
 美しい人はいなくなっていた。

 「もう、あれは人前には出られないでしょうねぇ。ククク、ククク。」

 心底から楽しいらしかった。
 その声を聞いて、私はメガネを外した時のそいつの目を思い出して、全身からゾゾゾーっと寒気が襲い、ブルブルと体が勝手に震えていた。
 しかし、今日の最高気温は28度。
 初秋のまだ暖かい昼下がりだった。



「魔人」12

 「あなたは『トリニティー』なんですよ。」

 そいつは、ニヤリとも、クククとも笑わなかった。
 どうやら真剣な話らしかった。

 「なによ、そのトリニティーって。」

 私はどこかで聞いたことのある名前だな、とは思ったが、そいつが言っている『トリニティー』がどういう意味なのかはまったく見当がつかなかった。

 「辞書でも引いて調べてみることですね。」

 「あなたが言っている『トリニティー』って意味が辞書に載ってるの?」

 「いえ、載ってません。ククク。」

 まただ。

 「からかってるの!?」

 私はそいつの玩具になっているような気がして、声を荒げてそう言っていた。

 「ククク。」

 しかしそいつはそれを逆に楽しんでいるだけのようで、表情も変えず、あのノドの奥から響く笑い声を上げていた。

 「ヒントは載っていますよ。しかし、真実を知りたいならそのままの自分を今まで通り受け入れることです。」

 「はぁ?」

 私はからかわれてるのかとも思ったが、そいつが笑わないところを見ると、どうやら本当の話らしかった。

 私は仕事が終わった後、会社に一番近い本屋に直行していた。



「魔人」11

 「あらやだ!」

 時計を見ると、今朝もまたアラームの鳴ったはずの時間をとっくに過ぎていた。

 バタバタバタ

 半ば日課と化した朝の遅刻寸前のドタバタ劇だった。
 しかし今日はなんとかバスの定期券も電車の定期券も忘れずに持って出て、おまけに駆け込まずにいつもより1本早めのバスに乗れていた。

 「ふぅ~、よかった。」

 そう言わずにはいられなかった。
 このところ毎日のように現金で切符を買っていたから、昼食代にも事欠く始末だったからだ。

 プシュー

 余裕で乗り込んだバスの車内で吊革につかまり、まだ意識のはっきりしないボーっとした頭で外の景色を眺めていると、フッと浮かんでくる映像と、感覚があった。

 ドキッ

 自分でびっくりしていた。

 「夢・・・・・だったの・・・・・かな?」

 記憶が断片的だった。

 「夢ね。」

 自分に言い聞かせるように、そうつぶやいていた。
 私はいつの間にか眠ってしまっていたようだった。

 「あのぉーすいません、駅に着きましたよ。」

 肩を叩かれて初めて気付いていた。
 私はバスの吊革につかり、立ったまま眠っていたのだった。

 「あ、あ、す、すいません!」

 バスの車内の真ん中で立って寝ていたものだから、後ろの客が降りられなくて私を起こしたのだった。
 よだれも拭かず、私は慌てて定期券を運転手に見せるや、車外へ飛び降りるように降りていた。

 バタバタバタ、ガターン!

 案の定、私はバスの降り口の階段でスッ転んでいた。
 車外にスッ転んで飛び出し、スカートは完全に破れてまくれ上がり、パンツ丸出し。
 ブラウスまでまくれ上がってオッパイまで飛び出す始末。
 しかし私はそれどころではなかった。
 しこたま地面に肩と腰を打ち付け、肘まで強くすりむいていた。
 最悪、だった。
 なんとか頭は打たずに済んだのは不幸中の幸いだった。
 靴も片方、どこかに飛んでいた。
 とにかく私はなんとか立ち上がって、自分の状態を改めて見下ろして見た。

 エ゛ッ!!

 それに気付いた時、バスからスッ転んだこと以上にショックだった。
 自分のとんでもない格好を整えるのを一瞬忘れるほどだった。

 ち、乳首に・・・・・。

 思わず声に出そうになっていた。
 私はハッと思い出したように自分の格好をとにかくなんとか直すことに気が付いて、ブラから飛び出すチチはそのままに、上からブラウスを被せ、とりあえず整えた。
 靴がなかった。
 キョロキョロと見回すと、プシューっと閉まるバスの扉の斜め下。つまり、バスのタイヤの後ろに落ちていた。

 プゥーップゥーッ

 バスは扉を閉めると、発車していた。
 駅前のロータリーを回るため、大きく旋回しようとハンドルを切り、走り去ってゆくところだった。

 「バスが行ったら取れるわ。」

 そう思っていた矢先だった。

 あっ!

 グジャッ

 大きなバスの後輪に、モロにその靴は踏まれていた。
 最悪。
 とにかく拾いに行った。
 履かないわけにも行かず、無理矢理つぶれた靴を押し広げて、履いた。
 なんとか履けた。
 そのまま駅の女子トイレに駆け込んでいた。

 「今日は・・・・・休もう・・・・・。」

 擦りむいた肘を、痛みに耐えて水で流した。
 手を洗って、髪の毛を手ぐしで整え、顔や手に付いた泥や砂を、水に濡らしたハンカチで拭いた。
 そうして一度キョロキョロと女子トイレ内を見回した後、そそくさと空いているボックスの中へ駆け込んでいた。

 バタンッ、ガチャガチャ

 扉を閉めた後、すぐにカバンを扉の上の金具へなんとか引っかけると、おもむろに自分のブラウスをまくり上げていた。

 や、やっぱり!

 声が出そうになるのをぐっとこらえた。
 ブラから飛び出したままの左の乳首に、ギザギザのかさぶたが出来ていた。少し血がにじんでいた。

 ・・・・・・・・・。


プロフィール

☆★ お知らせ(2017年10月)★☆

  • データ倉庫をレンタルサーバに移行し、配布データを直接ダウンロードできるようにしました。(2017年10月)
  • 外部サイトリンクをチェックし、表示できなくなっているサイトリンクを削除しました。
  • Amazonの広告を新しい物に入れ替えました。
  • プロフィールに連絡先を追加しました。
  • なぜ名前の前に付けるようになったのかわからない@をすべて除去しました。

カオナシ貯金箱
ワコム Windows10搭載
液晶ペンタブレット
デジタルイラスト描き方事典
ステッドラー 色鉛筆 海の楽園
辛くならない絵の描き方
マルマン B3 スケッチブック
デジタルイラストの「身体」描き方事典
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驚くほどうまくなる!!マンガ背景技法
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